有明涅槃雑記

(ブログ)

冬でもエアリズムおじさん。'21

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ハロー、エブリワン。

俺が冬でもエアリズムおじさん。'21だ。

その名の通り、俺は冬でもエアリズムを着ている。

ヒートテックの間違いでは無い。エアリズムだ。

俺はヒートテックは着ない。何故着ないのか、その前に、ヒートテックとエアリズムについて軽く説明しておこう。

ヒートテックとは

ヒートテックとは、ユニクロ東レが共同開発した、主にインナーなどに使用される新素材で、吸湿発熱機能や高い保温性を持つと謳われているものである。

エアリズムとは

エアリズムとは、こちらもユニクロ東レが共同開発した、主にインナーなどに使用される新素材で、繊維の極細化により肌触りをよくし、吸湿拡散機能や、高い速乾性を持つと謳われているものである。

一見、ヒートテックの方が良さげだが……

そんな二者を比較すると一見、冬はヒートテックの方が良いと思うだろう。「ヒート」とか「発熱」「保温」などと謳っているのだから、いかにも暖かそうだと思うだろう。

そう思って俺もヒートテックを着ていた事もある。しかし、着てしばらくは確かにヒートテックは暖かいが、少し動いて汗をかいたり、長時間着ているとどうも汗が乾きにくく冷えるような感覚がある。

ユニクロがこれだけ自信満々にドヤ顔で暖かさを誇っているのに、何故俺はそんなヒートテックを着ながら寒空の下で震えているのか、俺の身体がおかしいのか、俺はあほなのか、いや、そもそもヒートテックってそんなにええもんなのか?

ヒートテックの弱点

2021年1月時点で現在販売中のヒートテックの素材は、
"38% レーヨン,31% アクリル,24% ポリエステル,7% ポリウレタン"
となっている。

38%と最も多く使われているレーヨンは絹に似せて作られた化学繊維で、吸水性は高いがその分乾きにくいという弱点がある。
このレーヨンが汗冷えの原因である可能性が高い。

では、何を着ればいいのか

インナーに高い機能性が最も求められるシーンはやはり登山だろう。そんな登山用のインナーを取り扱っているパタゴニアモンベル、ノースフェイス、コロンビアなどのメーカーのものがいいのだろう。

しかし値段が高い

パタゴニアモンベル、ノースフェイス、コロンビアなどの本格的なインナーは結構いい値段だ。俺は本格的に登山をする訳では無い。そこまで高価なものは要らない。

何かで代用出来ないだろうか

アウトドアウェアブランドの最高級のインナーの素材を見てみると総じてメリノウールが使われている。メリノウールは保温性や防臭、調温機能が高く、優れたものである事は間違いないが、その分値段が高いし取り扱いがややこしい。

ウールはやめとこう、では?

アウトドアウェアブランドのインナーの多くは機能性を高めた独自の化学繊維が使われている。その化学繊維の正体は結局何なのかというと、大抵はポリエステルである。製法に違いはあれど、結局はポリエステルなのである。

ウールが無ければポリエステルを着ればいいじゃない。

ポリエステルは耐久性、速乾性に非常に優れている。せっかく暖かくても、汗冷えしては意味が無い。大事なのは速乾性だ。

速乾性。それが一番大事。

アウトドアウェアブランドのものはどれも値段が高いので、ユニクロでポリエステル主体のインナーを探す。

エアリズムである。

エアリズムの素材は
"88% ポリエステル,12% ポリウレタン"
と、大体ポリエステル。夏に着るイメージがあるが、とりあえず冬も着てみて、駄目なら他のものを試せば良い。

少しも寒く無いわ

この冬、俺はずっとインナーに長袖のエアリズムを着て、その上にポリエステルの半袖Tシャツ、その上にフリースのジャケットを着ている。

屋外を歩き回ったり、室内で体幹レーニングをする時もずっとエアリズムのインナーを着ていて、汗をかいたりもするが、汗がすぐ乾くので汗冷えする事なく、非常に快適に過ごせている。

ヒートテックを着ていた頃は急激に暖まって汗で冷えて気持ち悪くなる事が多かったが、エアリズムを着ていると、少し運動しても温度が安定しているように感じる。
と言うか、着ている感覚はあんまり無く、夜などにふと思い返すと、今日一日、結構動いて汗もかいた筈だが体温が安定していたな、と感じる事が多い。
エアリズムいいですね。

ただ、個人差もある

俺の体質にはエアリズムは相性が良かったが、ヒートテックの方が合う人もいるだろう。
ポリエステルが肌に合わない人もいるだろう。
綿の肌触りが好きな人もいるし、メリノウール至上主義の人もいるだろう。
俺は比較的温暖な瀬戸内海沿岸地域で暮らしているが、北国に行けばまた考えが変わるかもしれない。

寒い冬はまだまだ続く。

そこのあなたも、お兄さんも、お姉さんも、おじさんも、おばさんも、おじいさんも、おばあさんも、赤ちゃんも、犬さんも、猫さんも、牛さんも、横山さんも、森戸さんも、北川さんも、パンダさんも、常識や固定観念に囚われず、本当に自分に合ったインナーを見つけて、この冬を少しでも快適に乗り切って欲しい。

May the underwear be with you.