俺の英語学習
俺はここ二年程継続して英語を学習している。 英語を学習するに至ったきっかけは、俺は読書が好きで、洋書の原書を読みたかったから。 それから、英語で情報収集ができるようになればもっと知見を広められるのではないかと思った事。 精神病には語学が良いと夏目漱石か坂口安吾だかの随筆に書いてあったのを丁度鬱屈していた頃に読んだという事もきっかけの一つとしてあると思う。 ある程度洋書も読めるようになり、しかし何のために英語を勉強しているのかよくわからなくなってきた今となってはもうどうでも良い。
俺は高卒で、英語は苦手だった。 中学生の時点で躓いているので中学レベルの単語や文法や三人称単数などの決まり事もよくわかっていなかった。 TOEICで言うと300点台くらいの実力だったかと思う。 それから約二年程、サボりサボり学習してきた。 モチベーションは上がったり下がったりで、「俺には英語しかない。俺の残りの人生を全て英語に捧げよう」と意気込んだり、「今更こんな終わりの見えない英語学習などして何になるというのか。全て投げ出して死んでしまおうか」と思ったりした事もあった。
そんな紆余曲折を経て、今は洋書や英語のニュースサイトなどはそこそこ読めるようになったし、英語のPodcastなどもある程度聞き取れるようになった。TOEICの模試では大体850から930点。 まだまだ大したことはないが、伸び悩み、中弛みの今、これまで俺がどんな教材で、どのように学習してきたかを総括的に記しておこうと思う。
先ず、俺が使用した学習書の中で、まだ手元にあるものの一覧とその初めから終わりまで読んだ回数をスマートフォンのメモ帳からコピペする。
【学習書周回数記録】(ラダーシリーズ)
"Kokoro" 6
"The Great Gatsby" 8
"Gon. the Fox" 15
"Buying Some Gloves" 11
"RAKUGO" 7
"Time Noodles and Other Rakugo Tales" 4
"Run. Melos. Run" 13
"The Adventures of Arsene Lupin, Gentleman Thief" 4
"The Gandhi Story" 3
"The Albert Einstein Story" 1
"Botchan" 2
"Best Short Stories of O. Henry" 3
"The Mozart Story" 2
"The Beatles' Story" 1
"Leonardo da Vinci A Mind on the Move" 1
"Three Stories of Fear and Madness" 3
"Short Stories by Edgar Allan Poe" 2
"I Am a Cat" 3
"From the Files of Sherlock Holmes" 1
"Romeo and Juliet" 2
"Anne of Green Gables" 2
"Long-ago Stories of Japan vol.1" 2
"Peter Pan" 2
"Michael Jackson Story" 1
"Takasebune" 4
"Gorsch the Cellist" 4
"The Nighthawk Star" 4
"Helen Keller" 2
"Beauty and the Beast" 2
"Roman Holiday" 2
"The Little Prince" 2
"Andersen's Classic Stories" 1
"Greek Myths" 1
"The Trojan War" 1
"The Book of Tea" 1
"Japan A Short History" 1
【学習書周回数記録】(English全般)
"毎日の英文法" 89
“速読速聴英単語Basic” 12
“速読速聴英単語Daily” 14
“速読速聴英単語Core” 14
“速読速聴英単語Opinion” 11
"英検2級 文で覚える単熟語" 11
"英検準1級 文で覚える単熟語" 8
"英検1級 文で覚える単熟語" 6
"知識と教養の英会話 第2版" 7
"日本人のための教養ある英会話" 7
"大人のための知識と教養の英会話" 7
“シンプルな英語で話す日本史” 6
"シンプルな英語で話す世界史" 6
"日英対訳で読む聖書物語" 4
"英語で読むグレート・ギャツビー" 3
"英語で読む方丈記" 6
"英語で読むスティーブ・ジョブズ" 3
"読解英文傑作エッセイ21選 生きるヒント" 2
"英検1級英作文問題完全制覇" 2
"究極の英語リスニングVol.1" 6
"究極の英語リスニングVol.2" 6
"究極の英語リスニングVol.3" 6
"究極の英語リスニングVol.4" 6
【学習書周回数記録】(TOEIC関連)
“TOEIC速読速聴英単語STANDARD” 15
“TOEIC速読速聴英単語GLOBAL” 14
"TOEIC文法問題でる1000問" 4
"公式TOEIC問題集5-1" 11
"公式TOEIC問題集5-2" 11
手元に残っているものは以上だが、つまらなかったり、学習効果が薄いと感じ古書店に売ってしまったものも後30~40冊はあると思う。 多いだろうか、少ないだろうか。感じ方は人それぞれだと思うが、TOEICで高得点を取りたいだけならもっと少ない学習書の数でも充分だろう。 しかし今俺の手元に残っているものは割と厳選されていて良い学習書ばかりだ。その中でも特に良かったものをピックアップする。
『ラダーシリーズ』
グレート・ギャツビー[新版] The Great Gatsby (ラダーシリーズ Level 4)
- 作者:F・スコット・フィッツジェラルド
- 発売日: 2012/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
単語帳にもいろいろと手を出して、嫌になるほどやったが、英語学習が嫌になるばかりで効果があったのかよくわからない。 そんな俺にはラダーシリーズが非常に良かった。
"ラダーシリーズは、使用する単語を限定して、やさしい英語で書き改められた、多読・速読に最適な英文リーダーです。巻末にワードリストが付属しているため、辞書なしでどこでも読書が楽しめます。ラダーシリーズで「はしご (ladder)」を一段ずつ登るように、ステップアップしましょう!"
このシリーズを電子書籍で多読したのは楽しかったし、比較的効果もあったように思う。また、電子書籍なら嵩張らない上に、分からない単語を内蔵の辞書でワンタッチで調べられる。しかしこのシリーズは辞書に頼らずテンポよく読み進めるのが良い。萎える前に読み切ってしまうのだ。
『速読速聴英単語』シリーズ
速読速聴・英単語 Core1900 ver.5 (速読速聴・英単語シリーズ)
- 作者:松本茂,Robert Gaynor,Gail Oura
- 発売日: 2018/03/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
これも単語を単語単体では無く文章から覚えるものだ。 とにかく読みまくって、付属のCD音声を聞きまくった。 見開きの左右に英文と日本語訳がレイアウトされているのでスムーズに学習できる。 BasicやDailyは単純なフィクションが多く、繰り返し読むと飽きてくるが、英語学習の基礎となる部分を効率的に学習できるので取り組む価値は有った。 CoreとOpinionは環境、教育、政治、国際情勢、司法、科学、テクノロジーなど様々な分野に頻出する単語や熟語、言い回しを効率よく覚えられるので英語のニュースを読んだり聴いたりするための足掛かりになった。
『知識と教養の英会話』シリーズ
- 作者:クリストファー ベルトン
- 発売日: 2008/06/28
- メディア: 単行本
このシリーズも、平和、哲学、文学、宗教、脳死と安楽死、少子化、自衛隊と憲法9条、環境問題、裁判員制度のその後、日本経済の再生、労働力不足など幅広いテーマの知識を英語と共に学べるので良かった。TOEICの学習にはお勧め出来ないが英検一級には使えると思う。
英語学習もある程度のレベルに達したら参考書に頼らず実際に英語のニュースを見たり聴いたり、英語圏の人と話したり、英語で文章を書いてみたり、実践しながら学習していくのが良いと思う。 俺は今まで学習書を使ったインプットばかりやってきたが、伸び悩んでいるのは、そういう実践不足の為かと思われる。 学習方法の転換を迫られているのかもしれない。 頑張れ、俺。